1994年、Offspringの"Smash"と共に莫大なセールスを記録し、
グラミー賞3部門を受賞する快挙を成し遂げたGreen Dayのメジャーデビュー作。
爽快で聴きやすいポップなサウンドが世界中で受け入れられ、
全世界で1100万枚以上を売り上げ、Green Dayの地位を確固たる物としました。
前述の"Smash"との大きな違いは、アルバム全体を通して漂う雰囲気。
歌詞についてはどちらも共通してネガティブな内容が主体となっていますが、
Smashのダークな雰囲気に対し、Dookieは明るくポップな雰囲気を持っています。
収録されている曲はどれも良く練られており、アルバム全体の統一感も素晴らしいのですが、
Smashの様な新鮮な驚きやバリエーションの豊富さには欠けるかもしれません。
覚えやすく、くどさのないメロディーがこのアルバムの魅力でしょう。
アルバム冒頭を飾る"Burnout"や"Emenius Sleepus"、"In The End"等、
短い中にもきっちりと聴き所を作ってくる曲が多く、聴き終えた後には充実感が残ります。
日本でも大ヒットとなった"Basket Case"や"She"はあらゆる人の耳に馴染みやすく、
洋楽をあまり聴かないという人でも入りやすい曲でしょう。
"Longview"辺りは聴くほどに味が出てきて面白いですね。
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