Nirvanaのカート・コバーンの自殺が音楽界に大きな衝撃を与えた1994年。
OffspringやGreenDayといったメロディックパンク勢が一躍シーンのトップに躍り出たこの年、
weezerもまたその名を世界に轟かせる事となりました。
2006年現在、5枚のアルバムをリリースしているweezerですが、
一つとして毛色の同じ物の無い彼等の作品の中でも
最も人気の高いのがこのデビュー作。
ヘヴィーなサウンドにポップなメロディーが乗った独特の世界が、
今も尚人々に愛されています。
2ndでは更にヘヴィーになったと思いきや、3rd以降はポップ傾向が強まり、
ファンの間でもweezerの最高傑作がどれか、というのは意見の分かれる所。
個人的には、2nd→3rd→1st...というのが現状です。
2ndと3rdは全く方向性の異なる個性があり、甲乙付け難いのですが。
"My Name Is Jonas"や"Surf Wax America"といったポップ色全開の曲から
"Buddy Holly"や"No One Else"・"In The Garage"等のどこか切ない曲まで、
様々な曲が収録されていながらも発揮される素晴らしい統一感
(個人的見解ですが、3rdまではこの統一感は健在でした)。
これといった捨て曲は無く、アルバムの雰囲気を楽しみながら
最後まで通して聴く事が出来る名盤です。
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